ゴミの量が増加しているのはなぜなのかを探る
日本に限ったことではなく、世界的な問題としてゴミの量が増加していることが挙げられています。
ゴミの問題はかなり昔から話題になっているにもかかわらず、世界中で増加しているのはなぜなのでしょうか。
ゴミは人々が生活をしたり、企業が工場で生産活動をしたり、店舗経営をして商品やサービスの販売をしたりしたときに発生します。ゴミの量が増加している理由は、平たく言えば生活水準が向上してさまざまな活動を活発におこなうようになり、企業も生産や販売などの活動を積極的に進めるようになったからです。
ただ、単純に生活活動度が上がったことでゴミの量が増加したと言うことはできません。実際には過剰なほどのパッケージをして商品を生産していることや、リサイクルの意識が低いことが問題になっています。
食品を代表として企業が生産している消費者向けの商品は過剰包装になっている場合がほとんどです。お菓子を個包装して、さらに大きな箱に入れて販売するというケースはよくあります。個包装をせずとも良い、外箱がなくても良いと考えることもできるでしょう。
どちらもゴミとして処理されるものなので、企業も消費者も不要だと考えればなくせるものです。
また、使用したらいらなくなってしまうものでも捨てなければゴミではありません。リサイクルをして再利用することによりゴミの量の増加は防ぐことができます。家具や家電、衣類などが古くなったらゴミにして捨ててしまう人が多いのが現状です。しかし、まだ使用できる家具や家電、まだ着られる衣類を他の人に使ってもらうリサイクルをすればゴミが減るでしょう。
人々の生活活動度が上がって消費は急激に増加しているのに、リサイクルをして捨てないという考え方が十分に浸透していないためにゴミの量が増加しています。ゴミにせずに無駄なく使えるようにするためのインフラも十分に整っていないため、本来はまだ使うべきものもゴミとなってしまっているのが実情です。