家庭から出た危険物を捨てる方法と注意点を知ろう
家庭からは様々なゴミが発生します。ゴミを捨てる際は地域のゴミ出しルールを遵守するのが社会的なマナーです。危険物も例外ではありませんが、基本的には他のゴミとは一緒にせず、一目で危険物と分かるように配慮します。袋や包み紙などに危険物の詳細を記し、指定された日に捨てるのが正しい方法です。
法律上の危険物は特定の薬品や石油燃料など特殊な物品ですが、一般的な意味での危険物はガラスの破片や刃物、尖った木材など怪我をするおそれがある物です。家庭ごみでは割れた食器や折れた包丁、使用済みのライターなどが挙げられます。
これらの危険物を捨てる際は他のゴミとは区別することを忘れてはいけません。
危険物の中でもライターやスプレー缶は特に注意が必要です。ほかのゴミと混ぜて捨ててしまうと、ゴミ収集車や処分施設で火災が発生するおそれがあります。破裂や火災の可能性がある危険物を捨てる場合、事前に穴を空けて内部のガスを放出させるのが最適ですが、一方で静電気の火花が発生して火災に至る可能性も否定できません。地域によっては穴を空けずにそのまま捨てるように定めている所もあります。自分で穴を空けるのが不安なら、ゴミ収集の専門業者にお願いするのも一つの方法です。手間がかかるから、数が少ないからなどの理由で他のゴミに混ぜるのは絶対にいけません。
危険物に該当するゴミの収集日を厳守し、他の日に捨てることのないように心がけます。
割れたガラスや刃物などの危険物は素手で触って怪我をしないように、粘着テープや厚紙で何重にも包みます。ゴミの分別ルールに沿わないイメージがありますが、危険物は独自の区分けで扱われるケースがほとんどです。
割れたガラスを厚紙で包んでも、それを理由に収集してくれないことはほぼあり得ません。しかし、危険物であることを明確に記載しないと、収集の際に気づいてくれない可能性があります。雨水で濡れても消えない油性ペンで大きく、はっきりとした文字で危険物と記すことが大切です。